最近のこと、などなど

手術後はじめての診察に行って来た。手の指のマヒやしびれの様子を語った。先生曰く「神経に致命的なダメージを与えてはいないので時間がかかるかも知れないが元に戻るはず」だと。その言葉を信じてリハビリするしかない。退院後すぐとあまり変わらない、そう進展のない状態だ。だけどここでくじけては意味がない。ぼちぼち頑張るのだ。

おはじきを20個ほどテーブルにばらまく。それを一個ずつ左手の指で取り上げ箱に戻す。親指と人差し指で始める。途中で相手を薬指に変える。ビー玉でも同じことをする。

小さめのブロック積み木を積み上げる、とか、粘土でサイコロを作る、とか。

一番難しいのは指の感度を上げる練習。テーブルにテーブルクロスやタオルを置く。左手を布の上に置いて目をつぶる。ゆっくり手を左にずらしていって布からはずれてテーブルに移った時を当てる。指先で布とテーブル天板の感触の違いを当てるのだ。これがなかなか大変。右手ならなんなく出来るのだけどね。

あるいは、左手に持った茶椀(落としてもいいようにプラスチックのもの)に水を入れて負荷ををかける。こぼさないでちゃんと持てるか。その茶椀の水を右手に持ったマグカップに移すとか。いろいろやってます。

 

問題は左手だけではない。首から肩にかけての筋肉が不調。結構な痛みが走るのだ。先生曰く「手術中、長時間筋肉を引っ張っていたので肉離れ状態になっている。治るのにしばらくかかるだろう」と。

ために机に置いた本を読むとか字を書くとかができない。その姿勢は5分くらいが限度だ。つまり「単行本サイズの本は諦める(あるいは5分ごとに休憩を挟んで読む)」であり「再開した『源氏物語』の書き写しを再び休む」ということになった。残念。

 

手術を終えてベッドに縛り付けられていた頃「退院したら新しい望遠レンズを買うぞ」と決意し、買ってしまった。そして届いた。カメラに付けてみた。重い。重すぎる。これは左手が完治するまで使用不可能だ。つまりはその望遠で狙う予定の水鳥たち(オシドリミコアイサ)が北の国に帰ってしまう、その後ということだ。さみしい事実だ。

 

そんなこんなの日々です。でも、まあ、元気です。