ナルニア国から海の底深くへ

年明けから児童文学(もっぱら岩波少年文庫)を読みはじめた。最初に選んだのは「ナルニア国ものがたり」。全7冊のうちの3冊まで読んだところで小休止。面白いかと聞かれたら「それほどでも」と答える。別に面白いわけじゃない、が、読んでいて楽しいのは事…

しばらくは児童文学か

昨年末に角野栄子さんの随筆と「魔女の宅急便」を読んだ流れから、「ナルニア国ものがたり」をはじめ数タイトルのファンタジー小説を読んでみることに。これが案外楽しめる(「ナルニア国ものがたり」の『ライオンと魔女』読了)。そういえば数年前にも凝っ…

本が溜まっているのに、買ってしまった

どうもいけない。「本を買うのは道楽」と公言しているのだが、読むスピードが落ちているのに買うスピードが落ちないので整理がつかない。 先週買ったのが文庫2冊。 鹿島茂の「デパートの誕生」(講談社学術文庫)は、文字通り19世紀半ばに誕生したデパートの…

久しぶりにフランス文学でも読んでみようか、と

本棚に並んだ分厚い単行本の列からゾラを引き出した。藤原書店のゾラ・セレクション中の「ボヌール・デ・ダム百貨店」だ。ずいぶん前に買ったのだが、買ったときにはすでに自分の中のフランス文学熱がずいぶん下がってきていたころだったので、結局は棚に置…

いま読んでいる三冊の本

同時進行で読んでいる三冊、いい具合に面白さが違うので楽しい。 「欲望という名の音楽」二階堂尚(草思社) ジャズの話だ。日本の戦後のジャズ復興期から話し始めて、アメリカのジャズ勃興期(クスリとジャズ、ギャングとジャズ)、日本の芸能界とヤクザな…

時折背表紙で本を選ぶ

久しぶりに本屋さんに行った。2週間ぶりくらいか。 お目当ての本のほかに2冊手にして帰って来た。なんか満ち足りた気分になる。 1冊目は、これがお目当てジョルジュ・シムノンの「メグレとマジェスティック・ホテルの地階」(ハヤカワ文庫)新訳版。メグレも…