淀川河川敷はオオヨシキリでいっぱいだった

前回はちゃんと姿を見せてくれなかったオオヨシキリ、今日はそのリベンジ、ちゃんと見つけるぞと意気込む必要もなく、河川敷はギョギョシ、ギョギョシの大合唱。20メートルくらい空けて縄張り宣言大忙し、といった感じでした。とは言ってもなかなか姿を見せてくれないのですが、今日はねばってみました。

その結果、あっち向いてギョギョシ(▼)、

こっち向いてギョギョシ(▼)、

頭の羽毛を逆立て、真っ赤な口内を見せながらさえずってくれました。

オオヨシキリって、鳴いていないとウグイスとかムシクイなんかにちょっと似てるんですね(▼)。

きょうのおまけ。これも夏の便りということになるんでしょうか、エクリプスのマガモです。

初めはカルガモのつがいかと思ったのですが、どこか変。オスと思われる左の個体の尾羽がカールしてるのに気が付いた。お、マガモのオスか? で、いろいろ調べてエクリプスだと。光沢のある見事な緑色の頭は当分見られないのですね。

あえて「野生の」と付けたくなるイソヒヨドリ

お城にノゴマが入ったという。ひょっとしてこちらにもと出かけたら、そんな下心が悪かったのかほとんど収穫無し。ここのところの常連さん(オオルリキビタキアカハラなど)にも会えず。

相手をしてくれたのはイソヒヨドリ(オスとメス、つがいではなさそう)だけ。でもマンションの屋上や庭木のてっぺんで見かけるのと違い、どことなくワイルドな、凜々しい雰囲気を漂わせたイソヒヨドリでした。

目つき(▲)も、後姿(▼)も、しっかり野生。お見逸れしました。

それはそれとして、ノゴマ、まだかな。期待しています。

今日はコムクドリ祭りだった

二日ぶりに晴天、なのでまた遠征。どうしてもアカハラのメスを確認したくて服部緑地公園へ(まだアカハラのメスとマミチャジナイのメスとの区別が付かないままだったので)。

さっそくのアカハラのメスの登場。同じ場所にいた諸先輩方がアカハラと言ったのでこれを基準にいままでの写真を見直すことが出来た。すっきりした。

その後ポイントを変えてオオルリを撮影していたら丘の下がなんだか賑わっている。一本の木を囲んで多くのバーダーさんたちがカメラを向けている。聞けばコムクドリだという。おお、会いたくて何度か淀川に通って振られ続けたコムクドリか。ということで輪に参加させてもらった。

メスだけしか撮れなかった(オスは木の反対側にいたらしい)が、満足満足。オスは次の機会に。

頬紅を指したようでかわいいですね。あのムクドリと同類とはちょっと思えない。

 

新しい野鳥図鑑を買った

いままで調べものはもっぱら「身近な野鳥の観察図鑑」(ナツメ社)を使っていた。掲載種は161種と少なめ、そのぶん丁寧な解説でありがたいのだがやはり数が欲しくなったのです。

手にしたのは「日本の野鳥420」(主婦の友社)。掲載種が格段に増えました。この新しい図鑑に年ごとの記録を残す。'22年は緑のマーカー(索引ページ)と付箋(掲載ページ)、'23年は青、'24年は赤という具合。索引もページも見やすくなった。整理のついでにその数を数え直した。すると'22年は58種、'23年は14種、そして'24年はまだ4月なのに11種あった。合計では83種。初年度はやみくもに鳥を追いかけた成果でしょう(よくやった)。昨年は積極的に水鳥を探したので半数の7種が新顔の水鳥でした。今年がいい数字なのは、皆さんのブログを参照にして「いまそこにいるから行ってみよう」と目的をはっきりさせたその結果です。

よく参考にさせていただいているブログは10ほどあります。フィールドが似ている方々なのですが、少し前に「あ、この人たちはお友達だな」とわかる記事があってニンマリしました。4人が同じフィールドで同じ鳥を同じ状態で撮った写真をアップしていました。皆さんのはずむ会話が聞こえてきそうです。※皆さん写真が上手でうらやましい。

図鑑への書き込みをする過程でこれまでの写真を見返すことになったのですが、その中からもっとも初めの写真を載せます。これ(▼)ですが、

トリミングしますと(▼)、

ボヤッとしてますが、ジョウビタキのメスと判明。この時はモズのメスも撮っています。住んでいるマンションのすぐ前でした。こんな近くで野生の鳥に会えることに思い切り興味がわいて今に至る訳です。

今日現在で出会った野鳥の種類は83種。100種くらいまではいまのフィールドでいけそうだ。地道に通おう。

わかりにくい鳥に出会った、アカハラのメスだった

今日は少し遠征して服部緑地公園、最近は淀川と共に良く訪れる場所になっています。いろんな夏鳥に出会えそうで、つい。

水場で待っているとちょっとだけ顔を見せてくれた鳥がいた。シャッターを切ったがほんとにあっという間でした。なんだぁ?小ぶりな体で、背中は茶色、胸はオレンジ。

帰って来てトリミング。ピントが甘いがわからない程でもない。シロハラのメス?いや、よく見ると目の上に不明瞭ながら白い眉班がある。マミチャジナイのメスほどはっきりしていない。アカハラアカハラのメス?手持ちの図鑑でもネットの検索でも自信が持てない。こんな時は「日本の野鳥識別図鑑」の質問コーナー。すぐに返事がきて「亜種アカハラのメスでいいでしょう」とのこと。アカハラかぁ、これで新顔がまた一つ増えました。

今日はツグミ属のみ。ほかにシロハラ(オス)とマミチャジナイ(メス)、近しい3種のみの鳥見でした。寂しいのでマミチャジナイの姿を(▼)おまけに。

と書いたのですが、胸のオレンジの濃さとか眉班の感じとか、こちらもアカハラのメスかと思うようになっていますが、どうでしょう。(この行は翌23日記入)

今日(4月25日)服部緑地公園でこの鳥とほぼ同じ姿の鳥に出会った。周りのバーダーの先輩諸兄がアカハラと呼んでいた。なんでアカハラのメスということで決着します。(4月25日記入)

 

それにしても野鳥の識別は難しい。メスとか若鳥とかの情報が少ないし、似ているのが多いし。でもまあ、そこを学ぶのも楽しみではありますね。好奇心も時間もたっぷりある老後の自習に持ってこいです。

今日はイワツバメ、結構遊んでくれた

今日も淀川。昨日は鳥飼大橋から豊里大橋まで、なので今日は豊里大橋から毛馬まで歩いてみました。左岸です。で、暇な半日となりました。二人のバーダーさんと会話したのですが、どちらも「いませんねえ」「声も聞こえんねえ」と。私は、ウグイス、メジロ、ヒバリ、イワツバメ・・・だけ。初めてかも、これほど寂しい鳥果は。

それでもじっくり撮らせてくれたイワツバメに感謝。飛翔姿はまだ撮れない素人なのですが、湿地で待ってパシャリと。濡れた土あるところにツバメあり、です。

イワツバメ(岩燕)。体は白と紺の二色。良く見ると①尾羽が短い②足に毛がある。調べてもなぜなのか書いていない。どなたか教えてください。

今日は10羽ほどが入れ替わり立ち替わり土運び。連写してもまとまりのある一枚が撮れない。そこで縦横でトリミングしたものを二枚あげます。

日本で見られる燕は6種類、そのうちの3種は普通にみられるとか。あとコシアカツバメが残っています。どこかで見かけたいものです。

オオヨシキリがやって来た

久しぶりに淀川を歩く。10日ぶり。10日もあれば季節は移る。旅の途中でちょっと立ち寄った、そんな鳥との出会いがないかと思ってブラブラ。すると葦原から独特の騒がしい声が聞こえてきた。「ギョーギョーシィ」にしか聞こえない。オオヨシキリだ。 ※枝ピンですが(▼)、

人なら顎が外れるぞ、というくらい大口を開けて「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴いておりました。なので、小林一茶は「行々子口から先に生まれたか」と詠んでいます。でも、まあ夏を実感する鳥の声ではありますね。

今日はほかにアオジのメス、ホオジロジョウビタキのメスにキジといった少なめの鳥見となりました。おまけとして隠れているつもりのキジの写真を。