ジャズヴォーカルのCDを5枚続けて聞く

順番は、歌手の名前だけ並べてみると、ヘレン・メリル、ダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーン、クリス・コナー、エラ・フィッツジェラルド。どんな流れで選んだか、わかり安いですね。アルバムタイトルでいくと「helen  merrill」「daina  jams」「sarah  vaughan」そしてクリス・コナーの「sings  lullabys  of  birdland」とエラ・フィッツジェラルドの「lullabies  of  birdland」です。※綴りの違いが気に掛かる・・

前の3枚はクリフォード・ブラウンの歌伴を聞きたくて久しぶりに。わかりきったことだけど、圧倒的にサラ・ヴォーン盤が素晴らしい。ジャズボーカルのアルバム全体でも(言うほど聞いていないので恐縮ですが)トップクラスに入る完成度ではないでしょうか。

そして「バードランドの子守唄」のスキャットにしびれたので、当然のようにこの曲の聞き比べ。サラ、クリス、エラの順。エラの場合はコーラスが足を引っ張っているように思うのだけど如何。あれがなければ3者3様横並びなのだが・・サラとクリスは引き分け。サラはいつものサラ節をコントロールしてクリフォード・ブラウンらと四つに組んでいる。クリスも少しクリス節控えめでエリス・ラーキンのピアノといいバランスだ。二人とも抑え気味、というのが面白い(因みにエラはエラ節全開)。それにしてもこんなに名歌唱、名演奏を残してくれてジョージ・シアリングは幸せでしょうね。

さて、次は何処へ。