本が溜まっているのに、買ってしまった

どうもいけない。「本を買うのは道楽」と公言しているのだが、読むスピードが落ちているのに買うスピードが落ちないので整理がつかない。

先週買ったのが文庫2冊。

鹿島茂の「デパートの誕生」(講談社学術文庫)は、文字通り19世紀半ばに誕生したデパートのお話。豊富な絵や写真を載せながら今につながる大量消費の様相を語ってくれる。ゾラの「ボヌール・デ・ダム百貨店」を読むため(まだ1/3残っている)の副読本です。同時進行で読んでいます。

松井今朝子が現代語訳をした「仮名手本忠臣蔵」(河出文庫)。

文楽で何段かは見もし読みもししたのだが通しではまだなので購入。14日の討ち入りに間に合わなかったので来年ゆっくり読みます。

今日買ってしまった2冊。

魔女の宅急便」の作者、角野栄子のエッセイ「『作家』と『魔女』の集まっちゃった思い出」(角川文庫)。これは本屋さんで目に止まったから衝動買い。赤いフレームの眼鏡をかけた角野さん、最近NHKで何度か目にしたのでちょっと興味があったのです。

最後は「ベートーヴェン捏造」(かげはら史帆 河出文庫)。ベートーヴェンの会話帳を改ざんしたとされる秘書シンドラーの話らしい。人物も事件もまったく知らない。「面白そうだから、つい」買ってしまった。

バードウォッチングを少し減らして本を読もう。頭が固くなっている気がするから。

 

PS. 読書のBGMにはレッド・ガーランドがいい。ビル・エバンスウィントン・ケリーもいけない。トミー・フラナガンだって邪魔になる。不思議なもんだが私にはそうです。