オオイヌノフグリとタチイヌノフグリ

「ひとりザッケン」のレポート第2弾です。漫画「ザッケン!」の第2話、第3話に合わせてオオイヌノフグリタチイヌノフグリ

オオイヌノフグリは春になると「どこででも」と言いたいくらいに目にする雑草です。この青はいかにも春らしい色ですね。(22年4月7日撮影)

物議を醸す日本名オオイヌノフグリ、花ではなく果実の形からの連想なんですね。出来れば「花」から思い浮かぶ名前にして欲しかった。果実の形が犬の・・とか言われても専門家しか見たことないでしょうに。

さてお次はタチイヌノフグリ、その名の通り「立ち」、立っています(▼)。(20年4月8日撮影)

花は半分くらい(8~10mmと3~4mm)しかないので咲いていても気が付かない。道ばたによく生えているのですが見逃すことの多い花です。

さて漫画ではこの2種だけでしたが、オオバコ科クワガタソウ属にはまだ身近な花があります。一つは、フラサバソウ(▼)です。(20年3月24日撮影)

名前が意味不明。なんでも日本にこの雑草があることを報告したフランス人のフランシェさんとサバチェさんの名から2文字ずつもらったそうな。こちらも変わった命名経過を持つ花です。

もう一つ、川原で見かけるカワヂシャ(▼)。花はオオイヌノフグリそっくりですね。(20年4月29日撮影)

以上、オオイヌノフグリとその仲間でした。ここで「ひとりザッケン」からおまけを一つ。これ(▼)はフラサバソウの花のアップです。

4つに分かれてはいますが根元をみると一つの花弁だとわかります。これ、オオイヌノフグリタチイヌノフグリも同様です。この仲間の特徴です。来春、オオイヌノフグリを見かけたらグッと顔を近づけて見てください。4弁だけど実は一つの花びらなんだとわかると思います。