最近のこと、など

最近は鳥の話ばかりだ。旅行はどうした。ジャズはどうした。読書はどうした。自問自答してもよい話が出てこない。困ったものだ。

旅行は、昨年の春からほぼ1年していない。夫婦して体調が思わしくないからだ。って、もう1年も不調なのか二人して・・・飽きたな。どうにかしてくれ。

ジャズは、聞いている。が、ながら聞き。ちゃんと聞いてないからコメントが残せない。因みに今日はCliff  Jordanの「CLIFF  JORDAN」とかDuke  Peasonの「HUSH!」とかKenny  Drewの「THIS  IS  NEW」なんかを聞いた。あと数枚は忘れた。そんないい加減な聞き方。

読書は、どうだ。手術の後遺症である首と肩の痛みが抜けないせいで単行本のように机に置いての読書が出来ない。寝っ転がって読む文庫本がせいぜい。なので見事にランダム&肩のこらないものばかり。そんな中から1冊。奥山景布子さんの「フェミニスト紫式部の生活と意見」(集英社 電子書籍)。間違いなく大河ドラマの便乗ものなのだが、さすがに元学究の徒奧山さんしっかりした内容だった。感心させられることがしばしば。二度めの原文読破を再開させたくなった。

なのにいま読んでいるのは「動く標的」だ。ロスマクだ。ハードボイルドだ。なんの拍子か忘れたけれど急にネット買いしてしまった。何度目か忘れたけど読んでいる。ちょうどいい、見事に筋を忘れている。なので、面白い。次は「長い別れ」か「血の収穫」か。※田口俊樹さんの新訳が揃っている。

あとは、鳥の写真の整理。2024年の1月~3月で区切っ好きなショットを選んでおく。4月から9月までは夏鳥、10月から12月はまた冬鳥、まとまったら1年分のベストを決める、その準備です。時間はかかるけど飽きない。そんな一枚。アオサギはいろんなポーズを見せてくれる鳥です。竹踏み健康法中のアオサギ

 

ツバメの巣作り、始まる

今日は淀川の河川敷を当てもなく、いや、当ては夏鳥(たとえばオオルリとかノビタキとか)だったのだけどまったく影もないので仕方なく、当てもない振りで散歩。捨てる神あれば、の例えではないが、思いもかけず目の前に鳥の姿。

ツバメだ。ツバメが足もとに下りて来た。一羽、二羽・・

道のぬかるみに降りたって、おや、土を咥えてる。初めはミミズでも探しているのかと思ったのですが、違いました。土を咥えて飛び立ったのです。しばらくして、ああ、巣の材料か、と気が付いた次第。遅いね。

全体に紺色、額と喉は赤茶色、胸から腹は白。ツバメです。ツバメ科ツバメ属には「ツバメ」がいるんですね。先日のチドリ科チドリ属に「チドリ」はいなかったのに。ちょっと気になる・・

もう巣作りの季節なんですね。数日まえに日本に着いたばかりなのに忙しい。

このツバメのつがい以外はほとんど腰の白いイワツバメだった。そちらは猛スピードで飛び回るから証拠写真はなし(無理)。電線にでもとまってくれなければ。と考えると先のカットは貴重だしラッキー。ツバメも立派な夏鳥だから所期の目的も達成できたし、いい一日だったんだ。

イソヒヨドリの縄張り宣言、始まる

最近イソヒヨドリのさえずりが頻繁に聞こえるようになった。繁殖期が近づいたのか、縄張り宣言が激しい。声が聞こえたら、まず高い建物を見る。あっちのマンションの屋上、こっちに工場の屋根の角。青空をバックにして胸を張り気味にさえずるシルエットが見つかる。

それにしても、いい声だ。高く澄んだ声で長く鳴く。唄うといってもいいだろう。とてもよく出来た水笛のよう。

身近に聞ける声の主なら、このイソヒヨドリイカルが好きです。イカルは上手な人の口笛みたい。さて、これから繁殖期に入る野鳥は多い。たくさんのオスが競うように恋のさえずりを聞かせてくれる楽しい季節でもあります。

 

今日はじっくりと、再会のコチドリ

先日チラリと見たコチドリ、距離もあり川底に向けての不自由な撮影になったので、再撮の機会を待っておりました。雨上がりの畑を探してみたら、無事再会。今日はゆっくり撮らしてくれました。

正面は、というと(▼)、顔に二本、首に一本黒い帯。

後姿(▼)。土の色に溶け込む上面です。

黄色のアイリングが(▼)チャームポイントです。

調べてみると「チドリ」は冬の季語です。北原白秋の『ちんちん千鳥』には、硝子戸しめてもまだ寒い、とあるからやはり冬ですね。コチドリ夏鳥、あまり歌われていないようです。

目で印象が決まる、野鳥も同じだね

今日は万博公園、いつものルートを歩いていつもの野鳥を撮る。帰ってきて写真を整理していて気がついた、野鳥も目で印象が決まるな、と。

名前はシロハラだがそうは見えない。ハラがクロそうだ。

こちらも同様、目つきで損をしているカワラヒワ

目の愛くるしさで得をしているのはヤマガラ

生真面目そう、誠実そうに見えるアトリ(メス)。

キチンとしていそうなのは先週初めて会ったばかりですぐに裏を返してくれたハチジョウツグミ。眉が効いていますよね。胸の張り方もいい。

なんかね、暇なのでしょうもないこと考えてました。

じっとしてるチョウゲンボウに出会う、ラッキー

今日は久しぶりの晴天。鳥見というよりは散歩のつもりで淀川の右岸をぷらぷら。ツリスガラのポイントには10人ほどがカメラを構えている。遠くだけどちゃんと顔を出したそうです。

私は近場しか対応できないレンズなのでパス。ベニマシコやカワラヒワイソシギなんかを撮影しながら歩いていると、鉄橋の橋桁に黒い影を発見。ハトか?と訝りながらファインダーを覗くと、あ、何かは知らんけど、タカや、と言うことでシャッターを切る。これ(▼)です。

チョウゲンボウ(長元坊)でした。ほんと、ハトくらいの大きさ。頭は青灰色、背中は栗色で黒い班があります。オスです。

アップにしてみると目がクリクリっとしてかわいい。図鑑(「身近な野鳥の観察図鑑」ナツメ社)には「負けん気の強い小型のハヤブサ」と出ている。そうは見えない目だね。

因みにチョウゲンボウの名の由来、諸説あるけどあまり魅力的な説がないのでスルーします。折角のハヤブサハヤブサ属なんだから、そっち系のキリッとした名前を付けてもらえばよかったのに。

※今回も飛翔姿はピントが来なくて成果なし。カラスで練習しよう・・

夏鳥に会う、コチドリ

夏鳥といえばツバメですね。先日目撃して「もう来ているのか」と寒空を見上げたのですが、昨日はコチドリに会いました。こちらも夏鳥

コチドリ(小千鳥)。小さなチドリですね。チドリ目チドリ科チドリ属っていわれるとすごく由緒正しいチドリなんだと感心してしまう。因みにチドリという名の鳥はいないんですね。

特徴は何と言っても黒くて太い過眼線と黄色いアイリング。初めて出会った鳥なんですが、このまぼろし探偵のようなアイマスクのおかげで検索が楽でした。

夏鳥の代表は先のツバメの他にカッコウオオルリなどの名が挙がります。オオヨシキリなんかもそうですね。これからどんな夏鳥に会えるか楽しみです。

 

おまけ:同じチドリ科のケリです。一昨日見かけました。用心深い鳥なのでなかなか近寄れません。だいたい「ケリ、ケリ」とうるさく鳴きながら飛んでいるか、足もとから急に飛び立って白黒のきれいな姿を見せてくれるか、そんな印象。なのですが、一昨日は(▼)、

5メートルほどのところをゆっくり歩いていました。撮影し放題。ですが、飛んでいる姿に比べると・・・。「飛べ」とばかりに驚かすわけにもいかず、結局こんな歩きポーズのみになりました。それでも「ありがとう」。