イソヒヨドリの縄張り宣言、始まる

最近イソヒヨドリのさえずりが頻繁に聞こえるようになった。繁殖期が近づいたのか、縄張り宣言が激しい。声が聞こえたら、まず高い建物を見る。あっちのマンションの屋上、こっちに工場の屋根の角。青空をバックにして胸を張り気味にさえずるシルエットが見つかる。

それにしても、いい声だ。高く澄んだ声で長く鳴く。唄うといってもいいだろう。とてもよく出来た水笛のよう。

身近に聞ける声の主なら、このイソヒヨドリイカルが好きです。イカルは上手な人の口笛みたい。さて、これから繁殖期に入る野鳥は多い。たくさんのオスが競うように恋のさえずりを聞かせてくれる楽しい季節でもあります。