猛禽類に間近に接した、初めてだ

ベニマシコを探して淀川の河川敷を歩いて来た。ベニマシコはいなかったが、ホオジロ、モズ、カワラヒワ、あとは水鳥を数種見ながら歩いたら少し先の木の上に見慣れぬ影がありまして、そっと近づいてみると、おや、タカの仲間ではないですか。その距離5、6メートル。こんなレアケースはものにしなければ、と静かにシャッターを押す。連写、連写。だが、逆光。

ゆっくりゆっくり場所を移しながら順光の位置を目指す。幸い飛ぶ気配なし。で、やっと光を受けてくれたのが、これ(▼)です。

タカの一種だろうけど、どこかやさしい表情と物腰。帰宅後調査。いったい彼(たぶん)は何ものぞ。

この時期に大阪にいて、胸から腹にかけて班があるもの。ツミ、ハイタカオオタカなんぞが候補か。だが図鑑にもネットにもぴったりの写真が出ていない。そこで若鳥で検索しなおし。黄色のアイリング、黄色のろう膜(嘴の上。鼻孔があります)が見えるのでこの鳥は「ツミの若鳥」と同定します。

こうしてアップを見ていると、

なかなか立派な男伊達(オスだと断定できないけど勝手に)、凜々しい表情も持ち合わせているようです。サイズはハトくらい、あんまり大きくはなかったけれど、そして若鳥の初々しさだったけど、それなりの風格あり。さすがの猛禽類ぶりかと感心しました。