棚に残るのはティナ・ブルックスかな

あまり聞いていないブルーノートのジャズマンのCDを聞き直している。今回聞いた中でこれからもCD棚に残るのはまずティナ・ブルックス、次にディジー・リース、ここまでは確実でフレディ・レッドは微妙、アイク・ケベックは脱落かな。

アイク・ケベック「BLUE  &  SENTIMENTAL」はテナーの音色がちょっと苦手だな。重めで時折押しつぶしたような音、楽しくないのだ。

フレディ・レッド「SHADES  OF  REDD」は、冒頭の曲の冒頭部分がいらんな。ツカミのつもりだろうが私はツカまれなかった。途中からはよかったのに残念。

ディジー・リース「STAR  BRIGHT」は普通にハードバップ。いいじゃないのあっても、という盤。

マイルスの推薦でデビューしたのに、ハンク・モブレイ、ウィントン・ケリーポール・チェンバースアート・テイラーというメンバーを集めてレコーディンしたのに、ブルー・ノート・レーベルのレギュラーになれなかったのは何が足りなかったんだろうね。1959年にこの演奏と考えると時代に乗り遅れていたのか。

ティナ・ブルックス「BACK  TO  THE  TRACKS」は、合格。まあ大好きなブルー・ミッチェルが付き合っているから買ったアルバムなのでその時点で合格なんですがね。主流たりえなかった人ですが素敵な良盤を残してくれました。得がたい名脇役として棚に残ってもらいましょう。

やり始めてみると面白いブルー・ノート・レーベルの聞き直し。お次は「なんでこんなにCDを持っているんだろう」がテーマ。ルー・ドナルドソン、ハンク・モブレイ、ドナルド・バードあたりです。マイルスやコルトレーンより数持っている。なぜ?を探します。