引き続きあまり聞いてこなかったブルーノートのジャズマンを聞いている

前回の記事に載せたグラント・グリーンらのCDを結構ちゃんと聞いた。さすがにBNに何枚もアルバムを残しただけあって面白く聞けた。聞いてなくて損をした、と言うほどではないが・・

なかでもホレス・パーランは良かった、かな。1枚のCDに2枚のタイトルが入っているのだが聞き飽きせず楽しめた。拾いものは「Doin' Alright」、デクスター・ゴードンのリーダー・アルバム。この巨匠がどうも苦手で、何枚もCDを持っているのにほとんど聞かないのだが、ホレス・パーランのピアノの流れで聞くと「お、捨てたもんじゃないぞ」となった。フレディ・ハバードのトランペットに引っ張られて聞けているのかも知れないが、デクスター・ゴードンのあの愛想のないぶっきらぼうのテナーがいい味出しているのである。これは不思議。

そんな流れは続いいて、いまはフレディ・レッド、ティナ・ブルックス、ディジー・リース、アイク・ケベックなどに移っている。特段「聞こう」「勉強しよう」と思ったわけではないのでCDが1枚ずつという面々だ。

なんだろう、ハード・バップが大好きで(若い頃は)とても一生懸命に聞いてきたのだが、この頃(1960年代の録音)の盤になると、少し食傷気味になっていたのかな。悪くはないけど、もういいか、みたいな感じだったのかも。ということで今回は虚心に聞き直してみよう。