きょうは今シーズン初、ジョウビタキに会った

この季節、渡りの鳥で忙しい。先に紹介したエゾビタキやノビタキはこれから東南アジアへ帰っていく。今はちょっと休憩中なのだ。行く鳥がいれば、来る鳥がいる。今日会ったジョウビタキは、チベット中国東北部から冬を過ごすために日本にやって来た鳥です。

鶲来て色つくりたる枯木かな  原石鼎

ジョウビタキ(尉鶲)、この派手な色合いはオスです。「尉」は炭の灰、白い灰から頭の白くなった老人を意味するように。お能の翁の面を尉といいます、あれですね。ジョウビタキの頭は白髪頭に擬せられたのです。「鶲」は、その鳴き声「ヒッ、ヒッ」が火打ち石を打つ音に似ているから、と説明されているが、わかったようで・・・

この鳥、私をバードウォッチングに誘ってくれた鳥。マンションの前の道をシュッと横切って目の前にその鮮やかなオレンジ色の胸を見せてくれたのがきっかけ。こんなにきれいな鳥がこんなに身近にいるんだ、と驚いた。それから、まだ3回目の冬だ。鳥を追いかけ東奔西走、忙しくなりそうだ。

 

翌日追加:家の前でジョウビタキを確認。ここを縄張りにするオスが帰って来たようです。