法華三部経、写経終る

法華経の写経が終った。

法華経というお経は「法華三部経」という三部構成になっていて、いわゆる法華経(本経という)の前後に、開経としての「無量経」と結経としての「仏説観普賢菩薩行法経」があります。本体の法華経を書き終えた9月半ばからその前後を写経し始め昨日無事終了しました。

前にも書いたように、写経の初めは「なんとなく」だったのですが、ここに来て「夫婦の病気平癒祈願」に変わりました。70歳を前にするとどこかしらがたが来るようで困ります。「法華経というお経はとても難しいお経です。下手に勉強するより、目で読み、声を出して読み、写経しなさい」と書いてありました。ちゃんと教えを守りました。ご加護がありますように。

 

おまけ 法華経を読んでみたいという方へ。

現代語訳は避けるべきかと。現代語になっていると、一様読めます。そうするとわかろうとします。理解しよう、とね。でも正直、どんな現代語訳も「理解するには無理がある日本語のかたまり」だと思います。訳者もわかってない部分がたくさんあってそこをごまかしながら書いているのではないか、と勘ぐりたくなるほど難解な日本語です。肝心な単語の意味が書かれていない。矛盾が多いのだがそれを解決しないまま話を進める。などなど。お~い、そこをちゃんと教えてよ、というのが多いのです。

現代語訳でなく解説本、それもなるべく短く書かれたものを読んで「ざっくりそんなことなのね」と理解するのが良いかと思います。エラそうに書きましたが、二年ほど法華経と付き合ってみた感想です。